助成対象者の活動報告と所感
〈2022年度助成〉
三木 つばき 選手———スキー分野・スノーボードアルペン
活動報告(2023年1月1日〜2023年12月31日)
競技大会名(期間) | FIS SNOWBOARD WorldCup~バドガシュタイン PSL(2023/1/10) |
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開催場所 | オーストリア バドガシュタイン |
結 果 | 最高順位 20位 |
競技大会名(期間) | FIS SNOWBOARD WorldCup ~シュクール PGS(2023/1/14) |
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開催場所 | スイス シュクール |
結 果 | 予選通過 3位、最高順位 4位 |
競技大会名(期間) | FIS SNOWBOARD WorldCup ~バンスコ PSL 2大会(2023/1/21〜22) |
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開催場所 | ブルガリア バンスコ |
結 果 | 1月21日 予選通過 2位、最高順位 5位:1月22日 予選通過 4位、最高順位 4位 |
競技大会名(期間) | FIS SNOWBOARD WorldCup ~ブルーマウンテン PGS 2大会(2023/1/26〜27) |
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開催場所 | カナダ ブルーマウンテン |
結 果 | 1月26日 予選通過 1位、最終順位 9位:1月27日 予選通過 12位、最終順位 8位 |
競技大会名(期間) | FIS SNOWBOARD 世界選手権~バクリアニ PGS・PSL・チーム戦 3大会(2023/2/19〜22) |
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開催場所 | ジョージア バクリアニ |
結 果 | 2月19日 PGS 予選通過 3位、最終順位 優勝:2月21日 予選通過 2位、最終順位 9位:2月22日 チーム戦 最終順位 14位 |
競技大会名(期間) | FIS SNOWBOARD ヨーロッパカップ~ダボス PSL(2023/3/11) |
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開催場所 | スイス ダボス |
結 果 | 最終順位 優勝 |
競技大会名(期間) | FIS SNOWBOARD WorldCup~ログラ PGS(2023/3/15) |
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開催場所 | スロベニア ログラ |
結 果 | 予選通過 3位、最終順位 3位 |
競技大会名(期間) | FIS SNOWBOARD WorldCup~ベルヒテスガーデン PSL(2023/3/18) |
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開催場所 | ドイツ ベルヒテスガーデン |
結 果 | 予選通過 2位、最終順位 5位 |
競技大会名(期間) | FIS世界ジュニア選手権(2023)~バンスコ PGS・PSL 2大会 (2023/3/24〜25) |
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開催場所 | ブルガリア バンスコ |
結 果 | 3月24日 PGS 予選通過 1位、最終順位 優勝:3月25日 PGS 予選通過 4位、最終順位 5位 |
競技大会名(期間) | FIS SNOWBOARD ヨーロッパカップ~ゲッチェン PSL(2023/12/9) |
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開催場所 | ドイツ ゲッチェン |
結 果 | 予選通過 1位、最終順位 9位 |
競技大会名(期間) | FIS SNOWBOARD WorldCup~カレッツア PGS(2023/12/14) |
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開催場所 | イタリア カレッツア |
結 果 | 予選通過 1位、最終順位 3位 |
競技大会名(期間) | FIS SNOWBOARD WorldCup~コルチナ PGS(2023/12/16) |
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開催場所 | イタリア コルチナ |
結 果 | 予選通過 1位、最終順位 5位 |
競技大会名(期間) | FIS SNOWBOARD WorldCup~ダボス PSL(2023/12/23) |
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開催場所 | スイス ダボス |
結 果 | 最終順位 20位 |
『歩み続ける』-------三木 つばき
この度は、助成金を通して競技活動を支えていただきありがとうございます。
今季、ナショナルチームの体勢が大きく変わり、代表合宿がなくなり、活動費のほとんどが自己負担になった中で、活動日数や練習量の縮小を大幅にはせず、初戦から最終戦までスタートバーを握ることができたのは、コーセー小林スポーツ財団の助成があったからだと思っております。通達からシーズンまで時間が少なかったこともあり、自身の環境を整え切ることは難しく、結果テクニックコーチはつけず、外国人スタッフのもとでヨーロッパをはじめとした海外での活動環境を整え、秋からの集中練習で各試合に出場しました。
作れる環境の中でベストを尽くし挑んだW杯でしたが、板のメンテナンスを中心とするスタッフを用意することができなかったり、新しい体制に慣れていきながらの活動だったこともあり、シーズン中盤まで、納得する結果を出すことはできませんでした。
少しでもよい結果を出したいと最大限準備して迎えた世界選手権は、ご支援いただいている皆様に唯一結果で恩返しできた試合だったのではないかと思っています。
1本1本勝ち進み優勝が近づいてくるたびに、ライブ用のカメラを見つけるたびに応援いただいている方々のことを思い出し、「絶対に恩返ししたい、今がチャンスなんだ。」と、自分を鼓舞していました。
最後、優勝できたときは喜びと安堵の気持ちでいっぱいで、それまでの苦しかった期間を思い出し、涙が止まりませんでした。この瞬間のために、この一瞬の感情を味わうために私は競技をしているのだと思いましたし、その後いただいたたくさんのお祝いメッセージや、「感動した!」というお言葉をいただき、アスリートとしての存在意義を改めて見出せたような気持ちになりました。
世界選手権ではいい結果を修めることができましたが、W杯では最高順位が3位。ベスト4へも計3回しか進出できませんでした。
原因は大きく2つあると考えており、2023−24シーズンではここをしっかり改善し、ミラノ冬季五輪優勝を必ず達成するために必要な力を身につけていきたいと考えております。
また、結果だけでなく、アスリートとして多くのことも学ばせていただきました。
昨年の5月に行われた交流会で、フィギュアスケートの渡辺選手や、ゴルフの馬場選手などと知り合いになることができ、交流会以降もSNS等を通じて連絡を取らせていただいておりました。特に馬場選手とは、その後のさまざまな授賞式で一緒になることがあり、年下ながらしっかり結果を出している彼女に感化されていました。
選手は、競技に邁進し環境が整っていけばいくほど、他競技の選手と関わる機会は意欲的にならなければ少なくなっていくと思います。その中で、他競技のトップ選手と繋がりを得られたことはとてもありがたかったですし、交流を通じてスノーボードアルペンの立ち位置や、この競技を行う私だからこそできることはなんだろうと、自身の活動を振り返るきっかけにもなりました。
こういった交流や交友は人生の財産になると思うので、今後もご縁をつないでいき、いつか選手全員で、コーセー助成金の卒業生として何か社会貢献活動をしてみたいと思っております。
このシーズンで、ミラノ五輪まで3年を切りました。私の最終目標でもある五輪優勝までの道のりを、支えてくださる皆様と一緒に進んでいき、必ず結果で恩返しをします。
また、20歳を迎え、大人の仲間入りをしました。まだまだ未熟者ではありますが、ただ強さを追い求めるだけでなく、選手活動をしていく中で、私だから伝えられること、できることを模索し続け、今後も社会に貢献していけるよう精進していきます。
改めて、コーセー小林スポーツ財団助成金を通してご支援いただきありがとうございます。
今シーズン、選手活動も危ぶまれたところから、半年間の海外遠征を実行でき次につながる経験をさせていただけたこと、歩みを止めずにい続けられたのは、コーセー小林スポーツ財団の皆様に支えていただいたおかげです。本当に感謝しております。ありがとうございます。
今シーズン得られた経験を、必ず先に繋げていきます!