助成対象者の活動報告と所感
〈2021年度助成〉
小須田 潤太 選手———パラスノーボード・パラ陸上競技分野
活動報告(2022年1月1日〜2023年12月31日)
競技大会名(期間) | WPSS世界パラスキー世界選手権(2022/1/9〜25) |
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開催場所 | ノルウェー |
結 果 | LL 1クラス スノーボードクロス 9位/バンクドスラローム 9位 スノーボードクロスチームイベント 5位 |
競技大会名(期間) | 北京2022パラリンピック(2022/3/1〜14) |
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開催場所 | 中国 |
結 果 | LL1クラス スノーボードクロス 7位/バンクドスラローム 10位 |
競技大会名(期間) | FISパラスノーボードワールドカップ(2022/11/19〜27) |
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開催場所 | オランダ |
結 果 | LL 1クラス バンクドスラローム 1日目 4位・ 2日目 5位 |
競技大会名(期間) | FISパラスノーボードワールドカップ(2022/12/9〜22) |
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開催場所 | カナダ |
結 果 | LL 1クラス バンクドスラローム 1日目 4位・2日目 2位 |
『コーセー小林スポーツ財団の助成を受けて』-------小須田 潤太
まずは今回このようなかたちで助成をいただきまして、誠にありがとうございました。
助成金をいただいたタイミングは、自分にとって初めての冬の大舞台であった、2022北京パラリンピックの直前でした。パラリンピック競技に挑戦している選手の多くは装具等の使用が必要なため、どうしてもあたってしまう壁が、競技費用をどう捻出するかということです。
当時私が使用していたスノーボード用の競技義足は大手メーカーが生産している90万円ほどのものでしたが、他のほとんどの選手が使用しているものは、1.5倍ほどの価格である、より高性能な義足でした。今回の助成をいただけたことで迷わずその義足の購入を決断できまして、結果として、2022北京パラリンピックではスノーボードクロスで7位入賞を果たすことができました。
また、その翌年の2022-2023シーズンでは、2022/12カナダでのW杯、バンクドスラロームで初の表彰台(2位)、2023/1フィンランドでのW杯では、スノーボードクロスで2日連続の表彰台(1日目 初優勝・2日目 2位)など、全10戦あったW杯のうち、6回で表彰台に上がることが出来まして、おかげさまで、W杯年間総合2位(スノーボードクロス2位・バンクドスラローム3位)の結果を残すことが出来ました。
次に目指すところは、2026年ミラノパラリンピックでの金メダルです。今回助成をいただけたことで、この目標に向けてものすごく良いかたちでスタートをきれました。本来ならば直接お会いして御礼を申し上げなければいけない事ですので、このようなかたちでのご挨拶になり、大変恐縮ではございますが、みなさまから「助成をしてよかった」といっていただけますよう、今後もより一層競技に励み、結果を出し続けることで、活躍している姿をお見せできればと思っております。
あらためまして、本当にありがとうございました。